2005年12月14日

「ステイタス」から「主体性」の時代へ

本日は、マンション耐震強度の偽装問題で、国会で証人喚問がありました。

実は以前、私は不動産業界の仕事をかじったことがあります。
それは、ちょうどバブル景気の真っ只中の頃でした。
とにかく、あの頃は、世の中が活気に満ち溢れていました。
まあ、何でも売れた時代ですね。
ちょっとぐらい品質的に疑わしい物でも、すぐ売れてしまった。
なんか、ビジネスそのものが、うそ臭かった時代でしたね。

そして私は知っています。今回の事件は氷山の一角だということを。
あの頃、手抜き工事で建てられた住宅があちらこちらで大量生産され、それが飛ぶように売れていました。
自分の会社の商品ではなかったことが幸いでしたが、欠陥住宅が目の前で売れて行く様子を、私はまざまざと見せられていました。
そういう住宅が後になって傾いたり、結露だ、ひび割れだと問題が表面化して、家主が訴えたときには当時の建設会社は倒産して無くなっていたとか、いろいろと社会問題になりました。

しかし、今回の事件がいままでと違うところは、大きな被害が現実に発生する前に問題が表面化したことです。
大地震で建物が倒壊して、多数の死傷者が出る前だったのが不幸中の幸いです。

現代という時代がバブル期と違うのは、高度情報化社会にあるということです。
一般の人が、様々な情報を簡単に手に入れられる時代になりました。
高度情報化社会は、ウソごまかしが効かなくなる社会です。
これからの産業は、本物だけが求められるようになってくるでしょう。
外観だけが立派でも、また従業員の態度だけが立派でも、本物商品を売っていない企業はすぐに潰れていきます。

高級車、別荘、ゴールドカードなんていう、「ステイタス」の時代はもう終わりました。
物事の価値を企業が決めるステイタスの時代は終焉し、今はひとりひとりが自分の価値基準をもち、ライフスタイルを自分で決める時代。「主体性」の時代にシフトしつつあります。
過去の亡霊に囚われている企業はもちろん、主体性をもてない人も、社会から淘汰されていきます。
最近、国内で犯罪が多くなったのも、そういうパラダイムシフトに乗り切れずに苦しんでいる人たちが、狂気に向かっているためなのではないでしょうか。

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posted by Y.Takahiro at 22:55 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 『世界』の章
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