2006年07月11日

【インド】がミサイル発射

※本日の日記は、先日の「ミサイル発射」(北朝鮮)とセットで読んでいただければ幸いです。


北朝鮮がミサイルを発射した直後の7月9日、今度はインドが核弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイル「アグニ3」の発射実験を実施しました。
http://www.sankei.co.jp/news/060709/kok059.htm

ところが、・・・どの国からも非難が出ていません。
日本のマスコミも、このことを大きくは取り上げておりません。


アメリカと日本は、今年の6月、ハワイ沖で1ヵ月以上にわたり「環太平洋合同演習(リムパック 006)」を実施し、北朝鮮をはじめとする日米にとっての非友好国に軍事圧力(威嚇)をかけました。
今回の北朝鮮のミサイル発射は、このハワイ沖水域を狙ったという意見があります。


イスラエルはイラン攻撃を主目的として400基もの核兵器を保有していますが、アメリカはこれを容認しています。
アメリカは、イランで反米運動が引き金となって起きた1979年のイスラム革命以降、イランを敵国と考え、話し合いでの交渉はせずに政権を転覆させるという方針を貫いてきました。
過去の歴史をひも解けば、革命前のイランは、アメリカに後押しされていた独裁政権バフラヴィー王朝による、現在の北朝鮮とほとんど変わらない圧政で民衆が苦しんでいました。
イラン革命の目的は、独裁政権の打倒と、アメリカ支配からの民族の独立でした。


国際情勢解説者、田中宇氏は次のように語ります。

――朝鮮のミサイル試射問題で自公の小泉・安部政権は、マスコミを使ってここぞとばかり世論を煽っている。
安部、麻生、額賀の政府首脳、武部自民幹事長は「敵基地の先制攻撃能力をもつべきだ」と世論を扇動した。
それは戦争への途だ。
彼らがこの事件を煽っているのは、憲法改悪、買弁的な海外派兵、米ブッシュ政権による地球破壊、人類破滅への日本組み込みという亡国路線を強行するために都合がいいからに外ならない。
「制裁は逆効果だ」(中国)、「冷静に」(韓国)という隣とは違いが際立っている。
こうした全般の情勢を見ないと、売国・亡国路線に乗せられてしまうことになる。
だから、米英イのイラン攻撃阻止、核保有5大国の抜本的核軍縮と新型核兵器開発の禁止、イスラエル、インド、パキスタンの核武装放棄を要求し、こうした世界的軍縮闘争の一環として、米国の朝鮮不侵略の国際法的表明による朝鮮の核兵器開発中止に途を開く必要がある。――


物事は、両面から見る必要があります。
ことに日本では、アメリカ側のものの見方で政府やマスコミが騒ぎ立てる傾向があります。
偏ったアメリカ側のものの見方が、日本の世論を形成しかねないのです。


関連記事
「ミサイル発射」(北朝鮮)
「朝鮮学校児童生徒への暴行多発―負のスパイラル」
「国際紛争も飢餓貧困問題も、解決法は日本の自立にあり!」
「日本人の使命を遺伝子から考える」



 banner_001.gif ←もしよろしければワンクリックお願いします。

  ←クリックだけでボランティアができます。

 
posted by Y.Takahiro at 12:51 | 東京 🌁 | Comment(7) | TrackBack(4) | 『世界』の章
この記事へのコメント
こちらの――「ミサイル発射」(北朝鮮)――の記事と合わせて、全く同感です。うっかりすると、やすやすとアメリカのバイアスだけを受けて、意見を持ってしまいそうになる、この情報支配社会に恐怖を覚えます。なるべく、多方面からの見方を心がけ、道を誤らないようにしたいと思います。
 これからも、よろしくご指導下さいますよう、お願い申し上げます。
Posted by 円山 潤 at 2006年07月12日 01:13
私も勝ってに書いている少数意見ですが、「撃たれた、日本に届く、日本の止めて欲しいの要望を無視された、だから何を考えているのか分からないから不安だ、自分たちの考えでは制御できない、日本が嫌がることを何故する」そして、怒りが制裁決議に向かう。
あまりに短絡的作用と申せましょう。
そのための影響がどのように作用してくるのか?を考えてもいない節がある。
これって!靖国問題や、拉致問題にも通用している理論ではありませんか?このようにそれぞれが、人の心を理解できていないのですね。未熟者たちの集まりです。
マスメディアももう少し、他国から見ることの出来る解説者を登場させるべきです。そうじゃないと正確性に欠けるでしょう。
では、この辺で、これからもよろしくお願いいたします。
追、良いことをお教えします。
北朝鮮を正面に見てはいけません。
北朝鮮を背中に感じて、日本を見るのです。
そうすると、日本が見えず、北朝鮮の心が良く見えるのです。
多くの人たちがこの極意を知らないから行き違いが発生するのです。
人の、国の表面は飾りつけるものなのです。だから見えにくいのです。日本の学者解説者の陥りやすい「自然の罠」です。
Posted by ara at 2006年07月12日 06:51
戦後の世界のあり方は冷戦終結から様変わりしてきているはずなのに国連はなかなか変わっていないような感じですね。稚拙内容ですが御覧いただきありがとうございます。
Posted by みゃび at 2006年07月12日 09:27
このご意見は大事なポイントが欠けています。
1>インドはミサイル実験で、周辺国に何の見返り要求もしていない。
2>北朝鮮は見返りに【核・食料援助・エネルギー】等の多くを要求。複数の国家に対して恫喝行為に該当する。
従ってインドに批判は無く、北朝鮮には批判が集中する。踏まえて反動的・行動が出るのは当然の理。批判するに当らない。
Posted by itukyuu at 2006年07月12日 16:20
>1インドはミサイル実験で、周辺国に何の見返り要求もしていない。・・・従ってインドに批判は無く、北朝鮮には批判が集中する。

日米の合同演習、朝鮮やインドのミサイル実験、イスラエルの核弾頭配備などの共通点は、具体的に仮想敵国を設定しており、その相手国に心理的脅威を与えているということです。
食料援助等の見返りを要求するための軍備は恫喝行為なので、先制攻撃論が出てくるのも当然だが、一方、インドやイスラエルのように、外国を威嚇したり攻撃するための本来の目的の軍備であれば正当だから外国から避難される必要もない、という考え方なのでしょうか。
Posted by Y.Takahiro at 2006年07月12日 16:50
一応、抗議はしたようです。
産経より以下引用
外務省の高田稔久アジア大洋州局審議官は10日、インドのマンダル駐日公使を外務省に呼び、同国が弾道ミサイル「アグニ3」の発射実験をしたことに対して、「北朝鮮のミサイル発射をめぐり、日本を含む国際社会が地域の平和と安定を確保するため対応している中で、今回の実験が行われたことは遺憾だ」と抗議した。
 マンダル氏は「本国に伝える」と述べた。

Posted by イプサム at 2006年07月12日 22:06
インドとパキスタンの国境問題も加熱しているようですね。
でも、日本には直接関係がなければほとんど報道がありません。
北朝鮮問題に偏向しすぎるいまの現状に、非常に疑問を感じています。
Posted by さっちゃん at 2006年07月19日 14:30
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
 コメントの表示は承認制になっておりますが、通常は24時間以内に読ませていただいております。
(ブログオーナー : Y.Takahiro )

この記事へのトラックバック

インドの核弾道ミサイル発射実験は何故騒がれないか?
Excerpt: 基地攻撃」論に韓国反発にTBいただいたこの問題について。 Sankei Web 国際 印、核弾道ミサイル「アグニ3」発射実験に成功(07/09 15:20)【ニューデリー9日共同】インド主要メデ..
Weblog: coool!
Tracked: 2006-07-11 14:06

額賀長官の「敵地攻撃能力保有」発言について
Excerpt: ■北朝鮮のミサイル発射実験に伴って、政府・与党から、先制攻撃の是非についての発言がなされている。記事には ― きっかけは「国民を守るために限定的な(敵地攻撃)能力を持つのは当然」と提起した9日の額賀福..
Weblog: 「ぼくら党」の言論ブログ
Tracked: 2006-07-12 06:34

二度と、おなじ過ちは犯したくないという、ひごろの日本人の平和主義が試されている。
Excerpt:  アメリカの変節をなげく声や中韓への憎悪の声、ヨーロッパ流儀の外交を、あらためて思い知らされた声、そして左右双方から聞こえてくる自民党外交への不信の声が錯綜している。  そのひとつひとつを話題にする..
Weblog: 罵愚と話そう「日本からの発言」
Tracked: 2006-07-12 18:37

平和の維持に武力が必要か 〜我々は何をすべきか〜
Excerpt: 1、はじめに  このテーマはあまりに抽象的であり漠然としすぎていている。  しかし論じ方によっては抽象的なテーマであるからこそ様々な問題に波及する。 また、逆に言えば私はむしろあらゆる問題はこのテーマ..
Weblog: 反骨心ブログ
Tracked: 2006-07-16 11:07
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。