2006年07月17日

世界連邦は机上の空論か?

前回まで3回にわたり北朝鮮の問題について触れてまいりましたが、その過程で何人かの方から「あなたの言う“人間の精神の進歩による調和”は、具体的にどのようにして実現しうるものですか」という内容の質問をいただいております。
私は過去の日記の中において、この問の回答に近いコメントを含めてきたつもりですが、改めてここで今回と次回との2回に分けて世界平和を実現するための方法論について、私の意見をまとめてみたいと思います。
本日は、その前編です。

世界平和を実現させる素晴らしい構想として「世界連邦」というものがあります。
人種や民族、文化の違いを超えて、皆ひとつの「地球」という惑星の仲間であるという考え方のもとに、国境を無くし、世界全体をひとつの国家として政治の機構を整えていこうというものです。

現在、地球上にはその全人口を賄えるだけの食糧の量があると言われているにも関わらず、一部の地域で飢餓が発生しています。
それは国境があるためです。
世界がひとつの政府で統治されるようになれば、食糧生産量の多い地域から乏しい地域へ供給する事は容易になります。

アメリカ合衆国の政治システムは、世界連邦のひとつのモデルではないかと思います。
50ある州はそれぞれに独自の法律を持ち、ある程度の独立性を保ちながらも、合衆国全体としてひとつの政府でまとまっているのです。
世界全体がこのようなシステムで再構築されたら良いと思います。
たとえば、日本州、アメリカ州というように、これまでの「国家」は、ある程度の独立性を認められて「州」となり、それぞれの伝統的な文化や風土が守られながら、世界全体がひとつの政府でまとまるのです。

さて、問題は、今の混乱した国際情勢の現実を見た場合に、そんなことが可能かどうかです。
世界平和について、世界政府の機構や経済システムなどを先に考えてしまうと非常に難しいと思います。
いくらすばらしい平和機構のアイデアが提出されたとしても、また仮に国連が主導となって世界政府設立へ向けた試みが具体的に始まったとしても、その過程で必ず国家どうしの駆け引きや一部の特権階級の利害が絡んできて、当初の理念は崩壊してしまう可能性が高いと思います。
またこれは極論ですが、途中で良からぬ者に主導権を握られて、世界政府に独裁者の元首でも誕生したら、逆に人類は不幸のどん底に落ちてしまいます。

機構やシステムを考える前に、まずは人間の個々の意識改革が必要なのです。
人間の生き方の向上を、まず最優先課題としなければいけないと思います。

私たち個々の生き方として、どのように心がけて生きていくことが理想なのでしょうか。
私は、人間が以下のたった二つの原則を守ることができるようになれば、世界平和はすぐに実現してしまうだろうと考えています。

1.他人の財産や身体に対して故意に損害を与えないこと。人に迷惑をかけないこと。
2.自分が生かされてここにあることを認識し、この命を大切に生きること。

1は、誰でもが子供の時に教わったことのある、基本的な道徳規範です。
2は、霊性の向上です。霊性とは、個をこえた自覚。存在の大いなる連鎖の中にある自己という自覚のことです。
このようなスピリチュアルな考え方を否定する人もおりますが、人間の霊性の問題を抜きに考えてしまった場合には、世界平和を実現する道は闇に閉ざされてしまうと私は考えております。

ここまでお読みになった方々から、「人の意識を変えるなんて、それが一番難しいことじゃないか!」と、反論の声が聞こえてきそうです。

実は、人間の意識改革を進めていく具体的な方法について、すでにひとつの試みが始まっています。
そして、その試みは今、世界的なブームとなりつつあるのです。
私は、この方法が一過性のブームに終わることなく、今後大きく発展していくことになれば、国際情勢に正のスパイラルが発生し、世界平和は必ず実現するだろうと考えております。

>>>次の日記『百匹目の猿現象による正のスパイラル』へ続く


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posted by Y.Takahiro at 14:39 | 東京 ☔ | Comment(2) | TrackBack(2) | 『世界』の章
この記事へのコメント
国連(第1次大戦後の国際連盟などから)などは、ロックフェラーの土地の上に立っています。地下は未だに、彼のものです。ブッシュパパが1990年9月11日にNWOを国連で宣言して、11年後の9月11日にWTSに飛行機が突入した。広島、長崎の原爆の後をグランド・ゼロと呼んだ様に、また、グランド・ゼロと呼んでいる。過去から未来まで、ある方向に誘導している者がいる限り、統一政府の世界は人類に幸福などない。
Posted by kane55 at 2006年07月17日 22:56
Y.Takahiroさま、はじめまして。
Y.Takahiro様の記事をいくつか拝見しましたうえで
思ったことや、もともと思っていたことを記事にしました。
私の無理解や誤解もあるかもしれませんし
もともとが稚拙な文章ではありますが、
よろしければお暇なときにでもまた
訪れていただけましたら嬉しいです。
Posted by Ronshu at 2006年07月19日 00:38
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Weblog: ☆★星に願いを★☆
Tracked: 2006-07-18 14:16

世界連邦が出来るまでのシナリオ
Excerpt:  私の人類百世紀論の基礎になっている世界連邦の建設について、そろそろ説明を始めたいと思います。世界連邦の構想は、じつは国連の結成とほぼ同じ時期に始まっているのです。その理論的な基盤を提供したのは、19..
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Tracked: 2006-07-27 20:27
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