2007年01月26日

杉並病、石油製品の環境被害

杉並病とは、1996年杉並区井草に不燃ごみ中継所(圧縮施設)が操業開始した直後から発生した健康被害です。
中継所周辺地域では風向きによって風邪下の住民の中に、声枯れ、鼻水、耳鳴り、口内炎、胸の痛み、喘息、湿疹、吹き出物、関節痛、怒りっぽい、疲れやすい、幻覚症状、閉経後の女性に妊婦のような乳房の張り、女性の顎、鼻下にヒゲが生えるなどの多岐にわたる健康被害や植物の枯死・衰弱、ペットの死亡などの被害が続出。
原因は中継所から発生する有害物質で、プラスチックが圧縮する際に発生する揮発性有機物質であることがわかってきました。
初期にはベンゼン、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒドがフィルターのない換気塔からそれぞれ1日に約500g以上が排出されていたそうです。

私たちは日常生活の中でプラスチック、合成洗剤などの環境を悪化させる可能性のある石油製品を大量に使用し、そして大量に捨てています。
したがって、このような問題は一概には自治体や企業だけの責任とは言えず、私たち全体の責任であると言うべきでしょう。

先日、近くのスーパーから、あるパック入りの納豆を買ってきたところ、他の納豆とは容器の質感が少し違うことに気づきました。
説明文があり、この容器はトウモロコシを原料にしており焼却可能、と書いてありました。
見た目は普通のプラスチックです。あのトウモロコシにはとても見えませんでした。
むしろ、他の多くの納豆に使用されている発泡スチロール製容器よりも丈夫にできているようにも思えたのです。

現在大量に使われているプラスチックは石油を原料としており、廃棄しても自然物に分解されることはなく、焼却するとダイオキシンなどの毒性の強い物質を出します。
近年、トウモロコシやイモ、サトウキビなどから抽出したでんぷんを原料とする植物系や微生物生成物を原料とする生分解プラスチックというものが開発されていて、強度や耐熱、耐衝撃などの特性もクリアされてきており、2002年ソニーと富士通は、家電製品の一部にトウモロコシ製プラスチックの使用を開始したそうです。

それでも、まだまだ私たちの身の回りには、石油製品ばかりが目立っていて、トウモロコシ製プラスチックなど、ほとんど見かけません。
設備投資が必要だったり、生産コストが少し高くなるために、ほとんどの企業が生分解プラスチックの活用に踏み切れないのだろうと思います。
しかし、今、地球温暖化問題に代表されるように、抜本的な環境破壊対策への取り組みの必要性が待った無しの状況にあります。
人類の将来を考えたときに、3パック100円の納豆が仮に120円になったところで、私たちにとってどれだけの損失でしょうか?

杉並病のような身近な環境問題と人類存続の危機という両面から考えて、石油資源の代替品の利用については、国家的、そして国際的な政治による取り組みが求められます。

今年の冬は寒くないですね。
日本の四季は、何処へ行ってしまったのでしょうか?

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posted by Y.Takahiro at 20:01 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(1) | 『世界』の章
この記事へのコメント
私たちにできる事はなにか、知識がないと合成洗剤を使わないようにしようと唱えてもあまり意味がなかったりします。
食事のあとで洗剤を使う前に、あぶら汚れを紙でふきとるなどの工夫を教育していく必要を感じます。
Posted by 喜楽 at 2007年01月27日 10:25
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